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2004/06/28

核燃再処理工場の試験開始延期は正しい判断

 青森県六ヶ所村で進んでいる核燃料再処理工場。6月中にいよいよウランを入れての試験を開始する予定だったが、延期して7月からにすると、当事者の日本原燃が、監督官庁の経済産業省に届け出た(毎日新聞ネットの記事)。青森県との安全協定の締結が遅れているためで、原燃は一月遅れで進めたいらしいが、県の方は、原子力委員会で「原子力長期計画」が見直されている、その行方を見たいとしているらしい。それが筋というものだろう。

 核燃料サイクルには問題があり、原子力委員会は、その見直しを含めて、5年に一度の改訂作業を始めたところである。私は、このblogでも、HP本館でも、プルトニウムを使う核燃料サイクルに手をつけることは、大きな禍根を将来に残すものだ、との個人的意見を書いてきている。

「高木仁三郎の死」(00/10/15)
「原子力の今」(01/5/5)
「もんじゅはやめた方がいい」(03/1/28)

このblogのカテゴリー「原子力問題」に書いたもの
「六ヶ所村再処理工場の稼働は見合わせるべきだ」(04/6/4)
「再処理稼働を見合わせるべき、に追記」(04/6/5)
「原子力発電の後始末費用」(04/6/9)
「竹村健一は電力の走狗になったか」(04/6/13)

などをごらんいただきたい。

 日本の原子力の進め方は、内閣府にある原子力委員会が決めることになっている。そこには、ある程度、ここ明の声も反映される。しかし、電力とその監督官庁の経済産業省は、「原子力長期計画」の改訂を待たず、どんどん既成事実をつくろうとしている。青森県が、ここでストップをかけ、原子力委員会の動向を見たい、としているのは、日本での原子力の進め方からすると筋の通った考え方だ。改訂の結論が出るのは来年末と聞いている。県対原燃の綱引き。巨大施設を放射能に汚染されたゴミとしてしまうウラン試験をどこまで延ばすことができるだろうか。

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