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2004/07/18

極東ブログの「 痛風、ためしてガッテンは間違い?」

 finalventさんの極東ブログが、痛風を取り上げたNHKの番組「ためしてガッテン」を、詳細に批判しておられる。極東ブログ: 痛風、ためしてガッテンは間違い?。2十数年来の痛風持ちである私も、「新事実」という予告にひかれて番組を見たのだが、薄い中身を仰々しい道具立てで見せて、素人をなんだか分かったような気にさせる(ガッテン!)いつものやり方に、今回も同じことかとあきれながらも、見過ごしていた。今回のfinalventさんの正面切っての批判と、最新の痛風知識の紹介記事に拍手を送りたい。

 科学はむつかしい。しかし科学の最新の知見の中には、私たちの日常生活に直接関わってくるものがある。ましてこれまで常識だと思われていたことがひっくり返るような例もある。それをわかりやすく説明し、役立てようというのが、「ためしてガッテン!」や、「思いっきりテレビ」などの生活科学番組の意図なのだろう。それはいい。しかし、作り過ぎや誇張が目立つ。科学を装いながら似非科学になってしまっていることもある。

 特に問題なのは、じつにお粗末な実例テストである。実例をもって示したい、というのは分かる。しかしそれがあまりにも非科学的。上記「極東ブログ」に詳細に紹介されているが、あの「ためしてガッテン」の番組では、高尿酸値の原因と言われるプリン体を多く含む食事がほんとうに悪いのかをテストするために、3人には多く含む食事、別の3人には少ない食事を、3日間摂らせて尿酸値の変化を見るというテストをやっている。この程度では、とうていまともな試験にならないことは専門家ならすぐ分かる。数理統計学、推計学、標本、検定などを少しでも知っている人なら、恥ずかしくてこんなテスト結果など人前に出せない。

 「思いっきりテレビ」の実例テストもひどいものが多い。2,3人について1週間、何かためしてみて、効果があることを示していることが多い。みのもんたのカリスマ性で押し切れば、主婦は納得してしまうのだろうが、科学の実証性がこの程度のものだという考え方を定着してしまうマイナスをおそれる。

 科学をできるだけ一般人の身近なものにしたい。科学の啓蒙活動に従事している人の苦労しているところだろうが、そのために科学の真に科学であるところを犠牲にしてはならない。科学を似非科学にしてはならない。

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母が痛風の兆候が出て、まさに字の如く風が吹いただけでも痛い!と騒いでいた。 痛風とはそもそもなんなのだろう?(・_・?) 家庭の医学に特徴・原因・合... [続きを読む]

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