« 消えずに残った小泉首相 | トップページ | 「年寄り」とは言われたくない »

2004/07/13

衰退する自民に見限りをつけるか、公明

 選挙が終わったこの時期、政界のうごめきが垣間見えて、政界野次馬にとってはいちばん楽しめるときだ。さまざまな人がテレビや新聞などに出て、いろんなことを言っている。その中で注目したのは、昨夜の古館のニュース・ステーションに出ていた矢野純也(洵也?)氏。もと公明党委員長ながら、今は政治評論家として裏情勢に通じているらしく、うがったことをいう。その人が、やがて公明党は自民党を見捨てるのではないかと、におわせていた。

 今度の参院選での終盤、公明党は自民党の要請を受け入れて、猛烈なてこ入れをしたらしい。公明は選挙区には3人しか立てなかった。比例区で公明に入れた8百何十万票のかなりの部分が、党の指示で、選挙区では自民候補に行った。それでどれだけ自民が接戦をものにしたことか。何とか49まで行ったのは、公明の支援あってのことだと、これは誰もがうすうす気づいていることだが、現場を知っている人が言うだけになるほどと思わせた。

 それより公明党が、自民党とその基盤がいかに衰退したか、その現状を知って愕然としている、とのコメントが興味深かった。公明党員が自民党関係者を集めて、あなた達ががんばらなきゃあ駄目ですよと、叱咤激励している場面が映されていた。この選挙で、自民党はもうあかんと、公明党に分かってしまったらしい。この党と運命共同体になったまま公明までが引きずり込まれてはたまらないと、思いはじめた。古館は「すきま風が吹きはじめたのではないか」とけしかけていたが、矢野も、やがて閣外協力程度まで協力のレベルを落とす時期が来るのではないか、と明言した。

 自民党の組織基盤がひどく痛んでいるのは事実だろう。政業癒着で保てた地盤である。公共事業の削減で地方の土建関係は実態として壊れているし、そのほかの業界も小泉改革に反発して動きが悪かった。その意味では、自民党をぶっ壊すと、言ったとおりになりつつあるようだ。他方、利益共同体に巻き取られていない市民層は、小泉さんの言動の軽っぽさに飽き飽きしている。新しい支持層にアピールする政策も言葉も人材も、自民は持ち合わせていない。これでは、自民党は衰退一方である。

 矢野純也は、小泉さんは国民の人気をえて政治を進めることができた、その小泉さんが、今では、国民を軽く見ている(もっと的確な言葉を使っていたが、正確に覚えていない)、そのことに国民が気がついてしまった、と評していた。

|

« 消えずに残った小泉首相 | トップページ | 「年寄り」とは言われたくない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36654/957193

この記事へのトラックバック一覧です: 衰退する自民に見限りをつけるか、公明:

« 消えずに残った小泉首相 | トップページ | 「年寄り」とは言われたくない »