« 「年寄り」とは言われたくない | トップページ | 極東ブログの「 痛風、ためしてガッテンは間違い?」 »

2004/07/17

「国家反逆罪」のない幸せ

 ジェンキンスさんがいよいよ日本に来ることになった。曽我さん良かったね、といいたいところだが、ジェンキンスさんの訴追という重い問題が控えている。それをどう乗り切れるか。日本政府は、病気という人道問題でとりあえず凌ごうとしているが、出口はまだ見えていない。覚悟の来日ともいえるだろう。

 ジェンキンスさんの罪は、軍からの脱走にとどまらず、反米宣伝を積極的におこなった「国家反逆罪」なのだという。非常に重い刑を課せられる可能性があるらしい。軍があり、その軍を国が出動させるとき、それに反対して逃亡、反戦活動をおこなうことは、国家に対する反逆となる。そのようなことがない日本国民は幸せだな、と思う。

 ところが、右寄りの人は、ジェンキンス事件を反面教師に、愛国を説き、反逆の重さを強調している。国に反逆するものを厳しく裁くことから、愛国と、まともな国家のあり方を、日本人は学ばなければいけないというのだ。

 産経新聞の今日(04年7月17日)の「産経抄」ではこういっている。

 ▼(ジェンキンスは)いうならば自ら国を捨てたのだが、思えば戦後日本人にも自国に背を向ける生き方、考え方をしたものが少なくない。国家=悪と見、愛国心は軍国主義の復活につながるという反国家、反体制の観念を学校は教え、ジャーナリズムもそう吹きこんできた。▼しかし“地球市民”などというきれいごとはレトリック(修辞)の世界でしか成立しない。パスポートなしには外国を旅行できないように、人は国家を離れては存在しえないのである。ジェンキンス元軍曹の“蕩児(とうじ)の帰宅”はそれを証明しているだろう。

 また、産経新聞の「正論」昨日分(04年7月16日)で、上坂冬子女史は、

私には国家反逆罪の重みを実感できない日本および日本人の甘さが気にかかってならない。

と書いている。

 甘いと、右の人に叱咤されてもいい。国家反逆罪などごめんこうむりたい。軍もなく、銃をとる必要もなく、国軍から逃亡することなどもない、今の日本のあり方が好もしい。一部右寄りの人が、何かにつけて持ち出す、愛国心とか国家意識には、醒めた心で対応したい。

|

« 「年寄り」とは言われたくない | トップページ | 極東ブログの「 痛風、ためしてガッテンは間違い?」 »

コメント

まったく愚かしい意見ですね。
確かにあなたのような根無し草を国民として受け入れている日本国は極めて慈悲深い国家でしょう。しかしその権利が自然に与えられたものであると勘違いしない方が、あなたにとって身の為となるでしょう。
くれぐれも外国に旅行した際、国家に対する愛国心が無い事こそが人間としてすばらしい有り様だと主張されないように。あなたの主張は他国の歴史とその上に存立し今を生きる国民に対して侮辱している事になるのですからね。その場にいるほぼ全ての人間を敵に回す事請け合いです。同時にインターネットにおいて発言される時も気をつけた方がよいでしょう。もっとも、もう遅いですけれど。
全世界における「世界市民」の皆さんを除いたほぼ全ての、それぞれの国家にそれぞれの愛国心を抱いている人間を侮辱しておいて、それでもなおあなたとそのコミュニティにとっての理想を主張されるならばそれでも構いませんが、その主張がもろ手を挙げて歓迎されると思わない方が、あなたにとって更なる幸福を呼ぶ事になるでしょう。もっとも、その現実に目をつぶって理想をインターネットという公共の場に垂れ流しにされるのも、あなたにとってはこの上ない幸福なのかもしれませんが。

投稿: 街宣車と同レベルの主張。他者にとっての幸福を省みないブログ主。 | 2007/04/01 04:28

あなたは、日本に「国家反逆罪」があり、みながそれに重みを感じるような国になることを願っているのでしょう。しかし、日本人は甘いと右側の言論人から慨嘆されながらも、なかなかそのような国にならないだろうと、私は予想し、そのような日本であること、その日本人のひとりであることを幸福だと思っています。その意味で、私は根無し草ではありません。

誰も自分がある国に帰属していることを意識し、そのことを誇りに思う気持ちはあるでしょう。ごく自然な愛国心といってもいいでしょう。また近隣の国々と仲良くしたいとの気持ちもあるでしょう。問題が生じたときに、愛国の感情を燃え上がらせて対抗心を煽るより、現実的に解決しようと努力する方が、結果として人々が被る損害が少ないことを歴史は教えてくれます。

他国へ行き、さまざまな人と話をしますが、国による違いを意識するよりも、どこでも人間って変わらないな、と思うことが多いです。ご心配いただくには及びません。

このような書き込みをする方に共通して、居丈高で、侮蔑的で、脅迫的ですが、意見の違いを超えて、話し合おうよという広い気持ちで語りかけていただく方が説得的だと思います。

投稿: アク | 2007/04/01 09:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36654/991033

この記事へのトラックバック一覧です: 「国家反逆罪」のない幸せ:

« 「年寄り」とは言われたくない | トップページ | 極東ブログの「 痛風、ためしてガッテンは間違い?」 »