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2004/07/06

政見放送で唄う青島候補

 テレビでの候補者の政見放送は嫌いである。始まればチャンネルを変えることにしている。でも今朝は、青島幸男が今度の立候補にあたって何を言うのか興味があったので聞いてみた。驚いたことに、「チャンチャンチャンチャカラチャン」のおはやしで始まり、「有権者、気楽なもんだと、きたもんだ」と、むかし植木等がやっていた唄の替え歌を唄った。放送のあいだ3回も繰り返し、その合間にちょっとだけ話をした。貴重な時間の大部分を、力の無い、へたくそな歌声で埋め尽くした。「どんと行きましょ、投票へ」というリフレインがついているから、投票を呼びかける唄かというと、そうではない。飲み食いや買収やらで薄汚れた選挙の実態を揶揄する唄である。

 この人、参院議員としては、二院クラブに所属し、質問で佐藤首相を「男メカケ」と評したりして、良識の府であるべき参院のあり方を示したつもりなのだろうが、その後東京都知事としては、臨海副都心計画にストップをかけただけで、あとは役人の傀儡になりさがり、無気力な都政運営をして、石原慎太郎都政の道備えをした。今回は、いったいどういうつもりで、参院選に出ることにしたのだろう。

 かつては、政治が薄汚れた政治屋のものだった中で、普通の生活人のセンスで考え、ものをいう姿勢に共感した人も多かった。しかし政治家は、政策と政治力を持たないことにはどうにもならないことを、空白ともいうべき何年かのキャリアであらわにしたはずである。そのことを全く自覚していないようだ、この人は。

 そしてこのふざけた,としか思えない政見放送である。バラエティ番組作家であった彼にとっては、これが真面目で、効果的な売り込み方なのだろうか。参院改革という空疎な言葉以外、何のメッセージも伝わってこなかった。政治の実態を揶揄し、世間に対し斜に構えるのは、個人としてはいいだろう。タレントとして発言の場はいくらもあろう。なぜ政治の世界に場を占めたいと思うのか。その姿勢と政権欲・名誉欲とがアンバランスだ。

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コメント

 初めまして、よっしー@雑記帳です。
 トラックバック有難う御座いました。御礼に
こちらからも早速トラックバックさせて頂きます(笑)。
 上記青島候補の件ですが、私も最初あの放送を
見た時は「コイツ、本当にやる気あんのか(怒)
?」といった印象を持ちました。発言の中で唯一
共感出来たのは太平洋戦争の行だけでした。
 きっと彼は映画『死に花』で共演したパワフル
おじさん(おじいさん?)達に触発されて立候補
を思い立ったというそれだけの動機でしょう(苦笑)。
 個人的にはこれまでの参議院で唯一の良識人は
先日引退した西川きよし議員ぐらいだと思ってい
ます。長くなりましたがそれでは・・・。

投稿: よっしー | 2004/07/06 17:46

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» 小泉首相にファシストの匂いが・・・。 [雑記帳]
 今日の昼、NHKで参院選の政見放送を見ていたら、 東京比例区の青島幸男候補が「 [続きを読む]

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