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2004/08/03

レーガン元大統領の息子の強烈な反ブッシュ論

 先日終わったアメリカ民主党大会でケリーの応援演説をして話題になった(レーガン元大統領の息子『反乱』 ケリー氏支持を訴え)レーガン元大統領の息子(ロン・レーガンと呼ばれているようなので、以下ではロンと呼ぶ。大統領であったレーガンも実はロンだったのだが)が、今度はアメリカの代表的な男性誌 Esquire に長文の「ジョージ・ブッシュへの反対論」(The Case Against George W. Bush (Esquire04/9))を掲載し、話題を呼んでいる。ブッシュの行跡を詳細に検証し、いかに彼が「うそつき」であるか、また、彼のスピーチがいかに空疎であるかを、非常に激しい口調で書いている。こんな大統領が、さらに4年もとどまるのは我慢できない、「SOMEONE ELSE FOR PRESIDENT(誰か他の人を次期大統領に)」と結んでいる。

 いつも読みに行っているRafe Colburnのブログ rc5.org Dailyは、8月2日のエントリの中で、これは痛烈な告発状だ。今後ブッシュのことを少しでもポジティブにいる人がいたら、いちいち自分で文章を書くまでもない、この論説を送りつけることにしよう、と書いている。

 もともとこの記事を見つけてブログ仲間に紹介したのはTim Bray: ongoing  Georgic である。ギリシャ時代に、アテネなどに軍事的圧力を加えつつあったマケドニアに対抗しようと、アテネの市民に反マケドニアを説いた雄弁家デモステネスに、ロンをなぞらえている。

 ロンの論説は、やや難解な言葉や表現を使っていて読み易いものとはいえないが、とてもよくまとまっている。この雑誌は日本語版も出ているから、そのうちに和訳にお目にかかれるだろう。一部、これもよく読みに行くdangerousmetaが引用しているパラグラフを、引用・訳出すると、



Bush apologists can smilingly excuse his malopropisms and vagueness as the plainspokenness of a man of action, but watching Bush flounder when attempting to communicate extemporaneously, one is left with the impression that he is ineloquent not because he can’t speak but because he doesn’t bother to think.”

 ブッシュを弁護する人は、彼のmalopropisms(私の辞書には載っていないことば)や曖昧さは、この行動型の人のざっくばらんなしゃべり方のせいだと、笑いながら言い訳するだろう。しかし、ブッシュが準備もなく何か訊かれたときに即答しようとしてまごつくのを観察すると、しゃべるのが下手なのではなくて、考えようとしないために、口べたなのだという印象を受ける。

 なお、ナンシー・レーガンもと大統領夫人は共和党大会への出席を断ったとの情報もある。レーガン政治の正統的な後継者をもって任じようとしているブッシュ大統領は、有力な後ろ盾を失ったようだ。

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