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2004/10/08

「意識」は人知を越えていて、解るまいとのマッギンの説

 意識の研究が、脳科学・認知科学・心の哲学など多方面から進んでいる。多くの論文・書物が書かれている。その中で特異な主張をしているのがコリン・マッギンである。意識の本質は、われわれ人間には隠されていて、研究が進んでも、解らないだろう、という。脳システムの要素数が膨大で、複雑すぎ、機能を解明するのが容易にできないだろう、というのではない。また、意識は脳という物質レベルの作用を超えていて、何か超自然の要因(たとえば「魂」という名でいわれるようなもの)があり、その部分は科学で解明できない、というのでもない。かれは、意識の本性を知る能力が人間に欠けている、というのだ。それを彼は "cognitive disclosure" (認知的に閉ざされていること)という言葉で要約している。コリン・マッギン著『意識の〈神秘〉は解明できるか』(青土社、2001)で一般向けにこの説を解説している。この本の紹介をHP本館「最近読んだ本」の欄に書いた。詳細はそちらをご覧いただきたい。

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