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2004/12/20

フォトコンテスト特選

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 ニッコールクラブ主催の能登写真教室フォトコンテストで、上掲作品『軍艦島と少女』が特選を得て、会報05年Early Spring 号に掲載されました。少人数参加の撮影旅行でのフォトコンですから、大したことではないのですが、フォトコン常連のベテランをさしおいての特選はうれしいです。

 能登半島の突端に近い内浦の海岸のごく近くに見付島という島があります。その異様な形から軍艦島とも呼ばれます。島だけではなかなか絵になりにくく、どう撮るか悩んでいたところに、折良く青い帽子、赤いドレスの少女が現れ波に戯れはじめました。その子を前景に、島に渡る石の道を斜めに、そして軍艦島を真正面に上まで入れた構成が選者に評価されたようです。別のカメラで撮った同じモチーフの作品は、参加している写真道場の本年8月のチャレンジリーグでは、あまりいい評価を得られませんでした。島を全部上まで入れずに、少し上が切れたものでした。その点を減点されての評価でした。

 もう一つうれしいのは、大多数の参加者がポジフィルムで撮った作品を提出する中で、デジタルプリント作品が評価されたことでした。フォトコンテストの動向を見ていると、このところデジタル写真が増えてきていますが、依然としてコンテストを競うアマチュア写真家の主流はフィルムです。少数派のデジタルにも日が当たったことが、うれしかったです。フィルムかデジタルかは、今やあまり問題ではなく、表現された画像の善し悪しがものをいうのでしょう。

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コメント

特選おめでとうございます。素晴らしい写真です。特に前景の少女がうまく配置されこれが全体を引き締めていると思います。「フィルムかデジタルかは、今やあまり問題ではなく、表現された画像の善し悪しがものをいうのでしょう。」と述べられていますが、昨日発表された「毎日写真コンテスト」で審査委員長の写真家・田沼武能氏も「旧来の銀塩写真でもデジタル写真でも表現する素材は違うだけでその本質は変わらない」と講評しています。

しかし、写真界ではデジタルと銀塩を区別している傾向も依然としてあります。権威(?)ある「全国二科展」、「毎日写真コンテスト」でもそれぞれ部門を分けて応募しています。

今回の「毎日写真コンテスト」ではさらにドキュメンとアートに分けて審査したようですが、これについて田沼氏が「今回のコンテストはドキュメントとアートの二つに分類したのは真実を伝えるドキュメントは写真を加工してはならないという原則のものと自由に加工が可能なアートと一線を画すため」と述べています。

これは特にデジタルの「加工性」を意識したものと思われます。現にデジタルアート部門には殆ど絵画的な写真の応募があったようです。これについて田沼氏は「デジタル加工を意識しすぎてアクロバット的になったものが多く見られた」と苦言を呈しています。この加工性に抵抗を感じる銀塩派も身近な所に多く見られます。

しかし、デジタル写真の登場はその表現の幅が広がったことは間違いなく、今回のデジタル部門最優秀作品は夜明け前の風景を色彩加工によってより幻想的な情景に作り上げ、銀塩では表現できない写真となっています。小生もデジタルの切り替えるのを未だ躊躇していますが、いずれ決断する時期がきているように思います。

投稿: | 2004/12/21 10:22

 伸さん、コメントをありがとうございます。
 デジタルか銀塩かについての所見は、一度「デジタル化の中で、アマチュア写真家たちは悩んでいる」に書きました。多少意識して写真をやっている人が集まれば、必ず話題になり、議論が分かれる問題です。私はとうにデジタルのみにふっ切りましたが、長年銀塩をやってそれに通じておられる方はデジタル化の波に抵抗するか否か悩むところでしょう。
 私の作品の載ったニッコールクラブ会報で、ハナブサリュウさんは、「写真の表現手段としてデジタルという選択肢が増えたと考えたい。まだ発展途上のデジタルと、完成された円熟味のある銀塩といういい方もできる」とコメントしておられます。
 デジタルというと加工している、と考えられることに反発して、私は撮ったままにこだわっている方ですが、最近、加工して自分の表現したいものにもっと近づけるということもいいのではないかと、考えるようになり、その方向の試みもしています。プリントする紙質を選んだりしての自家プリントの工夫も面白いものです。

投稿: アク | 2004/12/21 11:48

アクさん、特選おめでとうございます。ニッコールクラブの会報には一応目を通しているのですが(それでも専門分野の雑誌、学会誌などが毎月10数部来るのでなかなか目を通せないです)、本名で掲示してあったので(当たり前か)、判りませんでした。
東京デジタル支部副支部長の面目躍如といったところですね。それにひきかえ、小生は最近まともなものを撮っていないので恐縮しております。
よろしければ使用機材、条件などお教えいただければ幸いです。

投稿: drhasu | 2004/12/26 23:27

蓮沼ドクター
わざわざご覧になっていただいて、恐縮です。この画像は、絵になる女の子が現れてくれて、ものになりました。ひとしきり撮影し、近くのレストハウスで昼食をとったあと、もう一度と海岸に出てねばった際の収穫物です。大部分の仲間が切り上げたあとでしたから、写したのは私だけだったかもしれません。こういうことってあるものですね。撮影会などでも、最後のロスタイムみたいな時間に撮ったものが意外によかったりと。
データは、ニコンD100、レンズ:VR24-120mm(50mm使用)、F7.1、1/1000s、ISO:200、RAW です。
二つのカメラでほぼ同じカットを撮り、CanonPowerShotPro1 で撮ったものを写真道場のチャレンジリーグ8月分に出し、ニッコールクラブには、当然ニコンで撮ったものを投稿したのでした。
チャレンジ出したものの方が、女の子の姿が面白く、よいと私には思えたのでしたが、島の上がカットされてはよくないでしょう、と安孫子師匠から批評されました。見くらべてみてください。
 ところで蓮沼ドクター、フジのS3Proなかなかいいようですね。私には重くて大きいのが難点で、手元のS2Proを買い換えるかどうか、迷っています。

投稿: アク | 2004/12/27 09:34

さっそくのご回答ありがとうございました.
S3プロ良いですよ.これにニッコールの35ミリf2をつけて街中でよく持ち歩いています.
大きさ,重さはちょっとありますが,レンズを選べばそれほど気にならないと思います.
大容量のCFカードを1枚入れて,予備のバッテリー(単3ニッケル水素)を持てば一日中,800枚以上撮れますので重宝しています.
難を言えばスナップではRAWがほとんど実用でないことと,色温度の設定が細かく(ケルビン単位で)できないことでしょうか.
アクさんのような世界中を撮影される方には,ちょうど良い機種だと思います.

投稿: drhasu | 2004/12/27 10:43

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