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2005/03/29

社史、思い出を誘うが、没個性的なもの

 長年働いた組織から社史が送られてきた。今年の10月、他の組織と合併して新組織となる。ほぼ50年の歴史を持つこの組織の看板を下ろすのを機に、最後の社史をまとめることにし、それが完成したようだ。日本におけるある分野の創始を担い、業界の発展とともに、縁の下の力持ち的な役割を果たしたこの組織の50年が集約されている。

 私は、退職を機に組織とは距離を置き、一個人に戻って、もう一つ別の人生を歩もうとしてきた。そのことは、HP本館のあちこちに書いたし、このブログのいくつかのエントリにも反映している。組織にいたことを過去のこととして、一市民としての立場で、この組織と業界を見て、発言したいと思ってきた。

 しかし、生涯の大部分を過ごし、働いた組織の歴史に目を通すと、さすがに懐かしい。自分史の一部が確かにそこにある。年表やさまざまな事業の総括を読むと、そのいくつかに自分が関わった足跡をみいだす。じじつ二つ、三つの大きな事業の創設に関わった。その発展の記録を見るのは楽しい。

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2005/03/27

ポルトガル旅行の写真撮影をふりかえる

Estremoz2

【13世紀、王の居城が置かれたこともある古都エストレモスの朝】

 ここ数日、ポルトガル旅行で撮った写真の整理に大わらわであった。所属しているいくつかの写真サークルの締めきりの時期だった。なんとか間に合わせて、傑作を投稿したい。何かに集中する間はほかのことができない。ブログ更新がままならなかったのも、そのせいである。もっとも、東京へ出かけて、中断という事情もあった。さて、ポルトガル旅行での写真を見直してみて、ひどくがっかりしている。ろくなものがない。旅写真はどうもいけない。旅に出ると、もの珍しい風景や人々に出会う。被写体はいくらでもある。そんな気分が写真作りをおろそかにさせる。浮ついた旅の気分が輪をかける。それに時間がない。移動しながらの一瞬のチャンスしかない。被写体の絶好の配置や表情を待てない。

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2005/03/17

旅をして思うこと

050317Sardine

 旅をしていつも思うことは、この大きな地球上に、風土や生活習慣に多少の違いはあれ、人間として生きる根本のところで、私たちと変わりのない人々がいることである。当たり前のことだが、そのことを具体的に知るたびに、そのことに新鮮な驚きを感じてしまう。そして考えるのは、私たちは小さな違いにこだわり、この大きな普遍を共通認識にできないのか、ということである。

 高度を下げた航空機から街や村落の灯りが見える。その灯り一つ一つに人々の暮らしがある。そのことは一見なんでもないことだ。だが、その暮らしを自分のものと引き合わせて想像してみるとき、一つ一つが自分のと同じかけがえのないものであろうことに思い至る。生き、生計を立て、愛し合い、苦労し、笑い興じ、涙し、あるいは主張を持ち、・・・、人々は徒党を組み、相争い、悪をなすやからも中にいる。私たちの日常と似た人々の暮らしが、そこにあるに違いない。隣近所があり、町や村の生活がそこにもある。それが世界だ。一方、私たちが新聞の政治面などで遠い国でのニュースに接するとき思い浮かべるのは、なんと仮想的な世界であることだろう。その仮想世界をマクロに眺めてあれこれと論じ、支配している人々がいる。それはある意味で途方もないことだ。そのことが人々の不幸せを作ってきた。それが歴史だ。ふとそんなことを思ってしまう。

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2005/03/16

ポルトガルへの旅から帰国

050316Lisbon

(画像をクリックしてください。拡大画像がポップアップします)
 帰ってきました。ブログを開店休業状態にして、読者には申し訳なし。帰国してブログ再開と行きたいところですが、ちょっと疲れ気味。とりあえず、写真を一葉。たくさん撮ってきた中から選ぶのは、時間がかかりますので、絵はがき的なリスボン風景を。リスボンは川に面した丘陵地。いくつもの丘を趣のある建築群がモザイク模様に彩っています。これは中心部西の丘の展望台から、南の下町を見た風景です。中央に目立つのはSeカテドラルで、そのあたりはアルファーマと呼ばれる古い街です。一晩ファドを聴きに小さな酒場を訪れたりしました。川向こうの街も見えています。ポルトガル北部から始まった旅の最初は寒かった天気も、この日は20度超に気温が上がり、夕方には積乱雲が立つほどでした。

 では、おいおいと旅の報告をしたり、世情にキャッチアップして、ブログの復調に務めることをお約束して、まずは休養いたします。

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