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2005/06/30

酸っぱい葡萄だよ、ITERは

狐と葡萄 暑い夏の日、狐が一匹、ぶどう園に行きました。長い道を歩いてきたので、とても喉が渇いていました。見ると葡萄の房が垂れ下がっています。よく熟れてとてもおいしそうです。喉の渇きを癒すには絶好です。跳び上がって葡萄を獲ろうとしました。届きません。バックして助走をつけて跳び上がりました。届きません。何度も何度も試みました。最後は渾身の力を込めて跳びました。駄目でした。「あの葡萄はまだ酸っぱくて、食えた代物じゃあないさ」立ち去りながら、狐はそう呟きました。

つけたし オオカミがこれを見ていました。「駄目な狐だな。俺なら軽く届くぜ」オオカミは軽やかに跳躍し、おいしそうな葡萄の房を次々に、もぎ取ってしまいました。「ご馳走さん、いただき」。オオカミは、むしゃむしゃと葡萄を全部食べてしまいました。あまり夢中で食べたので、おいしかったのか、酸っぱかったのか分からないほどでした。そのうちにおなかが痛くなってきました。じつは葡萄はまだよく実っていなかったのです。ひどい下痢で、ずっとオオカミは苦しみました。

本当の葡萄を 前半は有名なイソップ物語{狐と葡萄)。後半は私の創作である。ITER(国際熱核融合実験炉)が日本に来ないことが正式に決まって、頭に浮かんだのはこの童話である。酸っぱい葡萄は「負け惜しみ」のことだ。しかし今回は負け惜しみでいうのでなく、ITERは本当に酸っぱいよ。酸っぱくてどうしようもない葡萄(ITER)を抱え込んで、ヨーロッパは体調を崩さなければいいが。日本はよかったね。負け惜しみでもいいながらも、様子を見ていようよ。もっとも時間はかかるよ。本当に酸っぱい葡萄だったと分かるには。その間に、こちらは熟しておいしい葡萄を別の葡萄園で探そうよ。

ITERについての私の意見は核融合実験炉誘致断念に思う(05/5/16)に書いた。

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