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2005/07/31

僕が「くろご5号」になったわけ

 ある団体のくろごになってしまった。「くろご」は、「黒子」あるいは「黒衣」である。黒衣を着て、舞台の主役たちの補助をする、あのくろごである。根が優しく、人の頼みを断れないたちである(ホント?)。人が困っているのを見ると、見るに見かねて手を出してしまう。今回もそうだった。気が付いてみたら、いつの間にか某団体の黒子になっていた。裏で働くまでは仕方がないが、表には出たくない。だから黒子。それも「5号」。団体の活動を裏で支えている方が、観察したところ、3,4人いらっしゃるようだ。私は、勝手に、その人たちを、黒子1,2,3号と呼んでいる。もちろん面と向かってではない。心の中でだ。だから私は、くろご5号。

 霊感を受けて、使命を自覚し、この団体を無から創造し、その道の大家を招き入れ、素人を組織し、活動のさまざまな場を創り出し、機関誌を発行し、会合を開き、全国規模の展覧会を催し、団体をNPO法人として登録し、・・・と、獅子奮迅の活動をほとんど一人でボランタリーにやっておられるのが、Fさん(女性)である。団体の目的は、工芸の一特殊分野に特化されている。組織されているのは、どちらかというと個々に芸を深めてきたアーティストたち、自分の技術に自信を持って長年やってきている工芸作家たち、そしてその人たちの周辺で、この技芸を趣味として楽しんでいる素人(ほとんど女性)である。およそ組織などというものになじみにくい方たちだ。それを何とかまとめ、作家たちの交流により、さらに技芸を高め、広めていきたい。この分野の存在を世に知らしめたい。日本にこの伝統的な工芸があることを国際的にも知ってもらいたい。団体を創設したFさんとその周辺には、大きな目的があるようだ。

 しかし会員から集める会費や細々とした活動の上がりの他に収入はない。団体を興した意図は壮としても、働き手が少ない。口を出す人はいても、日常的に必要となる労多き仕事の担い手が乏しい。おそらく同じような趣旨の団体はいずこも同じ状況だろう。

 そんな団体に連れ合いが関係し、事情を知るにつけて、ちょっと手伝いましょうか、となった。専門業者に依頼して開設したホームページは、いくら善意の業者といえども無償ではやってくれない。報酬の払える他の仕事と抱き合わせて、維持してきたらしいが、限界がきていた。ときおりの更新もままならないらしい。連れ合いのために私が作っていたHPが目にとまったらしい。大した労力にはなるまいと、ちょっとだけ引き受けたつもりが、とてもそうはいかなかった。全部がこちらに降りかかってきた。結局この団体のサイト管理者になっていた。それだけではない。写真も手伝う。機関誌にのせるルポルタージュ、これから行われる展覧会や諸行事の撮影などのカメラマンもやることになった。

 団体の表の活動はFさんを中心に、その世界に名の売れた人々が盛り上げている。しかし表のプレイヤーは、事務局機能を担うわけではない。事務局は、Fさんの周辺に、数人のボランティアがいて成り立っているらしい。それも3,4人の男たち(ほとんど女性で成り立っている団体なのに)。必ずしもこの世界の人とは限らない。経緯はよく知らないが、多少奉仕できる時間と、役に立つスキルとを持ち合わせる人たちが、Fさんのために、やむにやまれず手伝うようになったらしい。Fさんは、そのような協力者を発見し、働いてもらうよう仕向ける特別な才能を持っている。私も「発見」されてしまった。こうして今、私は、先達たちを敬意を込めて、ひそかに、黒子1,2,3号と呼び、「くろご5号」を自称している次第である。

この団体への具体的言及は避けたが、興味のある方は、HPをごらんください。

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