« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »

2005/09/24

アイルランドへ行ってこよう

 明後日(26日)から3週間、アイルランドへ行ってくる。成田に前泊するので、明日から留守になる。10月15日(土)に帰国するまで、ブログをお休みにする。

 毎度のことだが、海外旅行の行き先を決めるのに、特に理由はない。何かのきっかけで、ある日突然決める。今回もそうだった。海外旅行に関しては、私はアジア指向だ。しかし、パートナーのみやは、何度かの体験で、もう体力的に無理だという。そうだろう。暑いし、衛生に問題がある。次はインドと考えていたが、無理強いはやめよう。そこである日ひらめいたのが、アイルランドだった。

続きを読む "アイルランドへ行ってこよう"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/22

気に入らない、宮崎哲弥のコメント

 評論家宮崎哲弥が、今日(05/9/22)の朝日新聞で、造反派議員たちは空気の変化が分かっていないのでないかと、昨日の首班指名における彼らの苦渋の選択を批判している。自民党の予想外の大勝で、政界の空気は大きく替わったとは思うが、彼がいうほどに日本の保守の体質が一変してしまっただろうか。評論家は時代風潮の変化をいち早く感じ取り、それを指摘する使命があるが、他方では変化がそうたやすくないことを見て取る注意深さも必要である。黒白をはっきりつけたがる小泉流の世論操作で、批評家たちの腰までが軽くなっている風潮を憂う。

続きを読む "気に入らない、宮崎哲弥のコメント"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/09/17

月島の年寄りたちとの会話

 用事があって月島へいった。もんじゃで賑わう西仲通りは避け、東仲通りから、ひなびた路地を見つけては、少し奥まで入ってみた。住人にとっては、迷惑なちん入者である。いやがられと思いながらも、年々姿を消していく路地の佇まいを懐かしんで歩いた。意外にも、住んでいる人から何度も声をかけられた。いらっしゃい、ちょっと話していきませんか、という具合なのである。そのうち3人の老年男性と、長い立ち話までした。ひとりは、自宅に請じ入れてくれた。みな古くから住んでいる人たちだ。昔の話しを聞いた。記憶に残ったことを、少し書いてみよう。

続きを読む "月島の年寄りたちとの会話"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/09/13

弱者が、弱者切り捨ての快感に酔っている、と内田樹

 今回の選挙結果の分析で、なるほどと感心したのは、「街場の現代思想」の内田樹のものである。毎日新聞から求められて書いたものに、さらに付言して「勝者の非情・弱者の瀰漫」を書いている。お読みいただくとよいが、武術家であり、このところ相次いで出版される本やブログでの言説が冴えている社会思想家ならではの、見方は鋭い。

「弱者は醜い」という「勝者の美意識」に大都市圏の「弱者」たちが魅了されたという倒錯のうちに私はこの時代の特異な病像を見る。

という部分が、エッセンスだと思われる。小泉さんの弱者切り捨ての見事さに、自分が弱者であることを忘れ、自分を小泉なる勝者と同体化して、弱者切り捨ての快感に酔っている、といってるようだ。今回の圧勝の社会心理学的な背景を言い当てている。武術の試合いで、先手を取られ勝負に負ける一瞬のありようを、小泉の先手のとりかたの見事さに当てはめている。なるほど。

「弱者」という看板さえ掲げればドアが開くという状況に対する倦厭感があらゆるエリアで浸透しつつある。

 と書かれている「弱者の瀰漫」感は、いくら何でも社会は過去のものにしつつあると思うのだが、この強者ー弱者分析は、内田のいうような「倒錯」状況、あるいは、弱者の閉塞感をふまえて、考えを深めてみる契機になるな、と感じた。ひとこと紹介まで。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005/09/12

予想はしたが、こんなにひどいとは

 解散直後、多少の予感がして、小泉政治、危険な単純化(05/8/14)を書いたのだったが、こんなにひどい結果になるとは思わなかった。まともな政策上の判断を国民がしたとは思わない。ムードに流された。こんな弾みみたいなもので、大きく振れるのが、政治なのだろう。小選挙区制の恐ろしいところでもある。この結果が、これからの日本にどんな状況をもたらすか。私は暗澹とした気持ちでいる。

続きを読む "予想はしたが、こんなにひどいとは"

| | コメント (10) | トラックバック (2)

2005/09/04

小泉首相に感じるアンビヴァレンス

 小泉首相が登場して以来、彼の政治行動に、アンビヴァレント(ambivalent: 両義的な)感をいだきつづけてきた。改革を推進しているようでいて、改革を停滞させている面がある。自民党をぶっ壊しているようでいて、自民党を長持ちさせる役割を果たしているのではないか。政策は核心をついているようでいて、じつはボケている。人事が巧みなようでいて、ポカもある。アメリカ一辺倒の外交は、その点で成功している反面、アジアとは最悪の状態を作ってしまった。一番大事な点は、官から民へ、とスローガンはいいのだが、実際には官の役割を強め、肥大化させてきた。

 アンビヴァレントとは、人やものごとに、相反する感情や考えを同時にいだくことである。この世、人々も、ものごとも複雑に絡み合っているから、評価がアンビヴァレントになるのはある程度当たり前ではあるが、この人ほどアンビヴァレント感をもたされる人は珍しい。明確な主張を持ち、黒白がはっきりしている印象を与えるだけに、一層そう感じるのだろうか。

続きを読む "小泉首相に感じるアンビヴァレンス"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/09/01

くろご専業10日間

 連れ合いが趣味としてやっている裂織なるものの全国展が開かれた。彼女は実行委員の一員である。写真撮影やインターネットをやれる人がいないというので、私が手伝うことになった。そのあたりの事情は、以前のエントリ(「僕がくろご5号になったわけ」)に書いた。応募作品の搬入から審査、そして展示準備から、7日間の展覧会などの、裏方をつとめた。全期間はおろか、ちょっとだけ顔を出して手伝うつもりが、結局、全期間中毎日朝から夕方、時には夜までつき合ってしまった。ふだんと全く違い、これまでの生涯で経験したことのない世界に浸りきって過ごした。本業のつもりのネットを媒介とする読み書きの知的作業や、趣味の写真撮影は全くできなかった。やはり歳である。忙しくはないのだが、その場所にずっとい続けなければならなかった。それだけのことが、別のことを、まして知的作業を、同時並行的にやっていくエネルギーを失わせた。ネットでいつも読んでいるページを読みに行くことすらできなかった。

続きを読む "くろご専業10日間"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »