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2006/02/27

確定申告で知る、老人から始まった増税

 所得税の確定申告をしてみて、所得税改革すなわち増税が、なんと高齢者から始まったことを痛感した。老年者控除が一気に50万円消え失せた。そのことは新聞報道で知っていた。それだけではない。65歳以上では、課税所得額の下限が140万円から120万円に下げられたことから、その分の増税もある。控除額でいえば、20万から40万円の減に相当する。これは知らなかった。ダブルパンチである。低所得であるため10%程度の税率だから、合わせて年7〜9万円の増税(ほぼ倍額)となる。これは来年地方税に反映する。65歳以上の年金受給者に限ってそうなのだ。この年齢層を狙い撃ちした増税である。これまで多少優遇されてすぎていた。それを是正したまでというのかもしれない。

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2006/02/25

アジア系外国人にとって住みづらい国・再論

 風の旅人の佐伯さんが「送迎殺害事件について」を書いておられる。名指しされていないが、私が書いた「アジア系外国人にとって住みづらい国・日本」も批判の対象になっていると思われる。批判には応えなければと思う。まず私が書いたことと、佐伯さんが批判していることとに、ずれがあると感じる。ちょっと待ってくれよ、私はそんなことを言うつもりではなかったんだよ、という感じ。それとともに、佐伯さんと私とで、こういう問題を論じるときの視点の違いを感じる。少し書いてみよう。

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2006/02/22

アイルランドの自然

SunriseCong

 久しぶりにフォトギャラリーに新しいアルバム『アイルランドの自然』を追加した。昨秋、アイルランドをレンタカーで回ったときのものである。旅行の詳細については、ホームページ本館に、バートナーのみやが書いた『アイルランド旅日記』を掲載中である。

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2006/02/21

アジア系外国人にとって住みづらい国、日本

 幼稚園児2人が通園の車の中で、友達の母親に殺されるという痛ましい事件をどう考えたらいいのだろう。長い刃の包丁で、いたいけな幼児を何度も何度も刺したという中国人犯人は、犯行動機をまだ詳細に告白していないようだが、「誰でもよかった」というような言葉が漏れ聞こえてきている。その動機の一つに、自分を疎外する日本社会への抗議、告発という面があるのではないか。異国から来たこの女が、日本社会になじめず、疎外感をつのらせ、鬱積したものを抱え込んでいた。自分を異なるものとして除け者にする日本の社会に対する怒りが、じつに手前勝手なやり方とはいえ、こんな形で暴発したのではないか。外国人居住者にとって、特にアジア系外国人にとって、日本が決して住みやすくない社会だという点を、この機会に考えてみる必要があるのではないか。

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2006/02/17

イスラムを怖がる風潮

「デンマークの新聞で始まったムハンマドの風刺画に、イスラム人が怒っている問題。収まるかと思ったら、各地に飛び火して、むしろ拡大しているのは怖いわね。どうしてこうなっちゃうのかしら」
「そうだね。一昨日はパキスタンでは死者が出たって。僕らも行ったことのあるパキスタンだけど、ラホールとか、ペシャーワルなんかで、外国人の店というのか、外国製品を売っている店が攻撃されているらしいね。トヨタの店もやられたらしい。

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2006/02/14

「罪なき者は、石をなげうて」

 極東ブログで、finalvent さんは、ブログで見かけた「あなた方の中で罪のないものが、まずこの女に石を投げるがよい」との引用のされ方を問題にしている(「罪のない者と罪を犯したことのない者」06/2/12)。私も、姉歯問題を論じた中で、その言葉を引用した(「姉歯を責められるか、耐震強度偽装証人喚問を聞いて」05/12/14)。私たちは、聖書の言葉を、もとのコンテクストや意味を抜きにして、一種の警句のように使ってしまう傾向がある。そのことへの警告なのだろう。ただ、「あれれ?という感じがした」と書くだけで、引用がどう本来の意味から離れているかを、直接いうことなく、上記引用タイトルにある「罪のない者」か「罪を犯したことのない者」か、とか、原始教団における罪概念のこと、さらには石打の刑の共同体における意味などに話を転じている。そこで、もう少しこの問題を考えてみよう、と思った。

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2006/02/13

原子力の風向きは変わったのか

 このところ、原子力について、風向きが変わってきたかな、という感じがしている。原子力に関係する研究所にはいたものの、原子力発電とか、原子力開発などに直接は関わらなかったし、今は「圏外」にいて、一市民として新聞などの報道に接するだけであるが、原子力のあり方については関心を持ち続け、ときどき自分の意見をここに書いたりしてきた。最近あまり書かなくなったのは、私が書くまでもなく、もっと専門的にしっかりした議論をしているサイトはいくつかあるからである。今回は、このところ風向きが変わってきたなと感じたので、そのことと、それについての私の意見を書いてみようか、という気になった。まず、いくつかの兆候として私の気づいていることをリストアップしておこう。

1. 東芝による米原子力の大手、ウェスティングハウス社の買収。
2. ブッシュ大統領の年頭教書で、新エネルギー政策に関し原子力推進をと
3. それに呼応しての米エネルギー省の再処理路線への転換などの発表
4.  日本では、佐賀県のプルサーマル受け入れの発表、つづいて各地でプルサーマル受け入れへの準備が進んでいる様子
5. 六ヶ所村での再処理施設がいよいよ稼働しそうなこと
6. 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」は、再開に向けて準備が進んでいること
7. その後継の実証炉について、国が一部費用を負担するとの考えが出てきたこと
8. また、第2再処理工場の建設についても、具体的に動き始めそうであること
などなどである。

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2006/02/09

運転免許高齢者講習を受けた

 70歳を超えると、運転免許更新時に、「高齢者講習」というのを義務づけられている。免許証更新にいく前に、どこかの自動車教習所に出向き、3時間の講習を受け、講習終了証明書をもらう必要がある。更新手数料、2,100円に加えて、6,150円の講習料が別に必要となる。今日それを受け、免許の書き換えをしてきた。講習内容からすると、実質的にはあまり意味はなく、交通安全に名を借りて、自動車教習所に儲けさせる、一つの手段になっているにすぎない。自動車教習所は、警察の古株の天下り先になっている。少子化の影響だろう、このところ一見しただけで、閑古鳥が鳴いている様子だ。そこをてこ入れするために高齢者が使われていると、ひがみたくなる。

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2006/02/07

近況を少々

 数日前に、71歳になった。こんな年齢になったことについて、格別の感想はない。70になったときに、おや、オレももう70代か、と思ったが、71ともなると、70代が、どかっと居座った感じがする。最近の心境については、年賀家庭新聞『てとら』の最後の部分に「仁の繰りごと」として多少書いた。あらためて繰り返すことはないだろう。ホームページ本館に載せてあるので、興味のある方はそちらをごらんいただきたい。ここでは近況を、雑多になるが、断片的に書いておこう。Macのノートパソコンと、iLifeの新版を入手したこと、iLifeの新機能 iWebで別のブログを作ってみようとしていること、どんな読書をしているかなどの近況についてである。

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2006/02/02

風旅さんと会う

 「風の旅人」編集長、佐伯剛さんが投げかけた問題、20世紀科学は根本的なところで間違っているとの漠とした疑問、そのいくつかの例として個別に投げかけた疑問のかずかず、また、科学の伝言ゲームへの疑問など、を直接会って話し合いましょう、ということで、お会いした。結果はどうだったか。かなり長い時間、真剣に話し合った。せっかくの美味な料理とお酒は、喉を通るには通ったが、そんなことはそっちのけの話し合いだった。あれこれにわたったお話は密度が濃く、私にはとても興味深く、刺激的であった。しかし、こと科学の問題に関しては、佐伯さんが疑問としてあげた個別問題についての私の説明に、佐伯さんは終始怪訝な表情のままだったし、私も説明が届かないもどかしさを感じたままだった。

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