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2006/03/29

ゴミ有料化に促されて滞貨一掃

 住んでいる水戸市では、この4月からゴミが有料回収になる。ゴミを減らすための措置なのだろう。安易にゴミを出しすぎる。スーパーの生鮮品につきもののトレーなどプラスティックやペットボトルを、ゴミとして出さずに、スーパーの進めている資源回収に戻すことを促すだろう。紙などもできるだけ資源ゴミとして出すようになる。いいことだ。そう思っていたら、とんでもないことになった。無料のうちに、家の中にあるゴミ、あるいはいずれゴミになるものを、一気に出してしまうのだ、とワイフ殿が宣(のたま)うのである。もう1,2か月も前からだ。家の中には、電化製品など耐久消費財でもう使わないもの、積年の資料や書類で不要なものなどが山ほどある。それを片づけよう。4月以降、有料で出すなどもったいない。タダのうちに出すのだ。そうプレッシャーがかかった。

不要品一掃の大プロジェクト 我が家には8坪ほどのストックルーム(地下室)があることをいいことに、何でも、そこに放り込んである。空間を利用しておおものも置けるようにスティールの棚がセットしてあるのだが、そこには段ボールに詰めたり、むき出しのままで、各種各様のものがぎっしり収納してある。満杯状態を解消する必要から、ときには捨ててきたが、大部分は不要品の山である。この際、全面的に見直して滞貨を一掃するという一大プロジェクトが、この一ヶ月進行した。

捨てられなかった燃えないゴミ 特に問題は「燃えないゴミ」である。電化製品、石油ストーブ、金属類、ガラス・陶器類などである。月に2度しか回収の日がない。機会は少ない。どんどんいらないものを運び出した。まず初代のワードプロセッサー(キャノワード、これはうん十万円と高価だった)、FM-7から始まる何台かのパソコン、ブルー・フレームなどの石油ストーブ、電気ストーブ、古いオーディオアンプ(トリオ)とレコードプレーヤー(これも一時凝ったので、高価なものだった)、謄写版印刷機(年賀家庭新聞『てとら』をガリ版刷りしていた頃使った)などなど。ワイフは陶磁器、グラスの類を見直し、もう使わないものをどしどし捨てた。結婚式の引き出物にいただいたが、全然使わないまま、ゴミとしたものもあった。見直してみると使わなかったものがじつに多い。

燃えるゴミも 燃えるゴミも、日常出しているものを超えて、たくさんあった。紙の類の処理は手間取った。ワイフ殿は高校教師だったので、クラス担任、学年主任だった頃の書類を大量に抱えていた。そのまま捨てるわけにいかなかったからだ。全部シュレッダーにかけた。家庭用のシュレッダーは能率が悪い。何日か、シュレッダーの前に座り通しで、ゴミにした。私の分も片づけよとの、ワイフ殿のプレッシャーは日増しに高まってきた。動かないわけにいかない。月末間近、あと2回しか捨てるチャンスがないよ、との警告にとうとう御神輿をあげて、このところ連日、書斎から地下室の片づけに動いた。

アルバムや棚の類も 写真とアルバム、棚板やその他の木片、額の類、テニス・ラケットや子どもたちの使ったバットや釣り道具などなど。両親が残したアルバムを引き継いで、ストックしたままになっていたのを、ページをめくり、必要ないものはアルバムごと、必要なものは写真だけをはぎ取って残し、あとは捨てた。両親が分類しアルバムとしたものも、次世代にとっては重複していたり、意義がなかったり。気持ちは複雑だが、どうせいずれ捨てることになる。絵や複製画も始末した。ついでに、本や資料の置き場所の見直しをすることにした。もう20年か30年動かしていない書架の本を大きく再配置した。ゴミとは直接関係ないのだが、ゴミを出す、空いたスペースに本や資料を動かす、その際にゴミとするものを選別する。そんな作業の繰り返しをしないと、滞貨の清算はできない。片隅に埋もれていた書類やノート類をつい読み始め、昔のことを思い出したりして、作業はなかなか進まない。雑誌や本も大量に捨てるのだが、これは資源ゴミの日に回す。

有料化は節約家を動かす どこの家も同じことを考えるらしい。有料となるといっても、一袋30円とかそういうことだ。金を払えばいいと男は考える。しかし、一パック180円の卵が特売日に98円だとチラシで見たら、わざわざスーパーに出かけていくのが主婦だ。そうして切りつめた生活をしてきている。タダで出せるゴミを、30円といえども有料になってから出すことは、許されない。「同じ相手に3回負けることは許されない」とイチローが言うのと同じ「許されない」である。

回収が間に合わないゴミの山 ゴミ回収の日ともなると、ゴミ置きに指定された場所には、ふだんとは比べものにならないくらい、うず高いゴミの山ができる。最後の燃えないゴミの回収日には、ありとあらゆる種類の不燃消費財が道沿いに大きな山を作った。週2回の燃えるゴミの回収はまだ続いている。毎回回収が間に合わない。2,3回前のゴミ回収日から、回収車が夜になっても来ない状態になっている。ふだんは午後早めに回って来ていたのだ。ここ1,2回は、翌朝になっても回収されなくなった。今日は昼過ぎになって来た。丸一日遅れである。水戸市の各所で、連日同じようなことが起きている。ゴミ処理工場で処理が間に合わず、昼夜を分かたず、回収車が渋滞しているのだという。ゴミの有料化が水戸に異常事態を生み出している。

やっと終わりが見えてきた 明後日が、燃えるゴミ回収の最終日である。さあ、もう一息と、自分の分は片づけ終わったワイフ殿の叱咤激励に、私は汗水流して働きづめである。終わったら、ゴミ処理の打ち上げを、盛大にやろうと思うが、せっかくの節約の範囲を超えることは許されないことだろう。

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コメント

トラックバックさせていただきました。有料化したら、京都もそうなるな・・・と思いながら読みました。実家に帰ったとき、うちの母も同じようなことを言っていました。いまのうちにゴミを捨てろ!と。しかし、政治に身を置く私としては、有料化をするまえにすべきことがあると、もうひとふんばりしようと努力中です。

投稿: とが | 2006/05/16 20:56

とがさん、トラックバックとコメントありがとうございます。有料化は、いいようで、弊害も出てきますね。私の家の裏手は林に面しているのですが、そこに、このところゴミの不法投棄が見られるようになりました。布団とか、座椅子のクッションとか、これまで燃えるゴミで出せたものが、有料では袋に入らないので処置に困ったのでしょうか、深夜車で乗り付けて、捨てるようです。誰が片づけたらいいか、困ってしまいます。有料化は、不法投棄を増やします。行政は、そちらのほうの対応まで考えておくべきでしょう。

投稿: アク | 2006/05/16 22:28

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