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2006/05/29

『ユダの福音書』の受け止め方

 最近「ユダの福音書」が発見され、話題になっている。これは、とうに異端とされていた文書の再発見に過ぎないと、簡単に片づけることもできる。私には、キリスト教とその正典とされる新約聖書の成り立ちについて、また正統と異端について、さらには現在のキリスト教のあり方について、ひいては宗教なるもの一般について、あらためて考えるきっかけを与えてくれた。そこまで大きく論点を広げてしまうと、論じきれないが、少々考えの筋だけでも書きとめておこうと思う。

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2006/05/18

地球温暖化問題、動くか

 地球温暖化問題にずっと関心を持って、動向を見てきた。このところ何か動きつつあるようだが、ほんとうだろうか。決定的な動きになるかどうか、一にアメリカにかかっている。問題は科学と政治の双方それぞれにあり、両者のせめぎ合いにもある。そのあたりについて、最近読んだいくつかの記事のなかから二つほど紹介してみよう。ひとつ、連邦政府がこの問題を検討させていた専門委員会が、温暖化は間違いなく人間活動であるとの結論を出したとの報道。もう一つ、温暖化問題に警鐘を鳴らし続けた科学者 Jim Hansen に対する、政権の干渉が公けになり、もはや政府は、温暖化対策を求める世論の流れを止められなくなったこと。この Hansen は、TIME誌が最近選んだ「世界でもっとも影響力のある百人」の一人に選ばれている。

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2006/05/14

NHK、松井の負傷をトップニュースで

 あきれた。NHKニュースは、昨朝と昨夜(5月13日)そして今朝(14日)と、ずっとヤンキース松井秀喜の負傷のことをトップで伝えた。野球ファンにとってはたしかに大関心事だろう。しかし、トップで扱うほどの事件なのだろうか。一般の新聞で、このニュースを一面トップ記事で伝えたところがあっただろうか。民放でも、この件をニュースのトップにしたのは見なかった。スポーツ枠の中での扱いだった。NHKは、公共放送としてバランスの取れた報道を求められている。ニュースデスクのセンスを疑う。

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2006/05/11

ひどい英語ガイド、後日談

 外国からのお客さんを、東京で観光バスに乗せて案内したとき、英語ガイドがひどかったことをブログに書いた(『ひどいぞ、外国人向け英語ガイド』06/4/22)。そこに書いたように、このまま放ってはおけないと、観光バス会社に、様子を伝え、何とかせよと抗議した。少し時間がかかったが、今日、担当部署の部長から電話がかかってきた。会社も問題点を把握していたようで、私の申し入れがあったのを機に、例のガイドを辞めさせることにしたとのことだった。私の抗議と、会社の返答とを後日談として書いておく。

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2006/05/05

路地から公衆無線LANで書き込み

 東京都心の古くからの住宅地、ごちゃごちゃした路地の一角に座り込み、屋外からブログ書き込みを初トライしている。
 月に4,5日から10日ほどを東京で過ごす。その際のインターネット接続にうまい方法を見いだせずにいた。水戸の家では光接続だが、利用日数の少ない東京宅に光を引くのは、負担が大きい。メール程度ならダイアルアップ接続ですむが、ウェブを読んだり、ブログを書いたりには、遅すぎる。PHSや携帯を使う手はあるのだろうが、それほど使用頻度がないにしては、費用がかかる。無線LANを使えるスポットがあるとは聞いていた。興味はあるが、使える場所が限られている。わざわざ出かけなければならない。そんなことでなやんだいるところに、耳よりの話を聞いた。ライブドアが、東京山手線内地域をカバーする公衆無線LANサービスを計画している。月に500円程度の料金で、使い放題だという。期待していたが、例のホリエモン逮捕で、駄目かなと思っていた。ところが、進んでいたのである。ライブドアはマネーゲームだけに興じていたわけではない。事業は、それはそれで着実に進めている部門もあるのである。

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2006/05/03

便利な雑記帳、Journler

 日記ソフトに分類されるのだろうが、雑記帳として、とても便利。Web上その他で読んだこと、考えたこと、書きとめたいことなど、自分の知的営みのほとんどすべてを、このソフトを使って記録できる。パソコン生活のペースキャンプとでもいおうか。Mac専用、メニューが英語であるが、フリーソフトである。Macユーサーにはおすすめである。感じ通信: 定番になるか?Jounler (06/3/15)で知ってから1ヶ月ほど使った経験から紹介しよう。Journler のダウンロードはここ(Journler)から可能である。

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2006/05/01

フラット化する世界

050501flat  ニューヨークタイムズの花形論説記者、Thomas L. Friedman は、今世界に起こっている大変革を、「The World is Flat、世界はフラットだ」とのひとことで表現した。ITとグローバリゼーションが、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールを新世界に変えた。そこを訪問したとき、霊感のようなものを感じ、それをこの一語で言い切ったようだ。15世紀の末、コロンブスが新大陸を発見し、「世界は丸い」ことを実証したのに比較し、それから500年以上を経た21世紀の初頭、「世界は平ら」であることを発見したといいたいようだ。
 フリードマンは、一年前に「The World is Flat」を出版した。ベストセラーになり、反響も大きかった。その後も世界は大きく、素早く動いている。今回改訂増補版を出した。近く日本訳も出版されるらしい(「フラット化する世界」日経、06/5月刊)。ニューヨークタイムズは、最近 "Times Talk" という新企画を始めた。最新のトピックスについてパネル討論を公開で行い、それをウェブ上でビデオ上映するものだ。その初回が「グローバリゼ−ション」(すみません。TimesSelectの購読者でないと見ることができません)であった。Friedmanのこの本をテーマに、著者自身と、彼の考えに批判的なノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)を登場させている。司会者は最近ABCのキャスターを降りたテッド・コッペル(Ted Koppel)。全文が掲載され、おもな部分をビデオで視聴できる。なかなか興味深い企画だった。そこで、まだ読み終えていない(600ページ弱ある)のだが、この本を話題に取り上げてみる。

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