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2006/06/22

砂漠の道

Crossrd

 先のエントリで「行ってきた、タクラマカン砂漠」とタイトルを掲げながら、砂漠のことを書かなかったので、画像とともにそのことを。今回の旅は、タクラマカン砂漠周辺のオアシス都市をつなぐ天山南路(西域北道)と西域南道を辿りながら、途中でタクラマカン砂漠を横断するという旅だった。いやというほど、砂漠を見、砂まみれになった。砂漠はいろいろな表情を見せた。微細な砂粒が、さらさらと風に流され、砂山を作り、その表面に風紋を見せる砂漠(後の画像)。これが典型的なものだ。ほかに、砂利がごろごろし、タマリスクや灌木の生える原が延々と続く砂漠もある。塩が水に溶け、乾燥する繰り返しの中で、随所に白い塩だまりを見せる砂漠もある。

 このタクラマカン砂漠を、昔の人はラクダの隊商を組み、何日もかけて横断した。今そこを人工的な道路が走る。砂漠公路だ。南北に、中央やや東よりの位置で横断(縦断というべきかも)している。1991年に着工、1995年に貫通、1997年に一般供用となった。全長520キロ。走り続ければ5,6時間で走り抜けられる。その間、上のような景色が延々と続く、この砂漠の広大さを想像してもらいたい。私らは、途中の石油基地入り口、塔中のレストランでゆっくり食事をしたし、トイレと写真撮影のために何カ所かで停車したりした。また、公路の北寄りに流れるタリム河に架かる長い橋を徒歩で渡ったり、その先の胡揚(こよう)の林を見たりしたので、横断に約8時間半ほどかかった。

 この道路は、砂との戦いを必要とする。放っておけば道路は砂で埋まってしまう。道を砂から守るためいろいろなことをしている。まず葦を差し込み砂止めを作った。これはほとんど埋もれかかっている。道路沿いに百を超える(たぶん120カ所ぐらいの)井戸を掘り、水をくみ上げる。道路の両側それぞれに、穴の空いたゴム管を数十センチおきに10本ほど延々と這わせる。これをスプリンクラーとして、くみ上げた水を散布する。そこに砂漠に強いタマリスクなどを植え育てている。この植物なら、わずかな散布で、十分育つ。たくさん散布するほどくみ上げられないのだろう。壮大な緑化計画だ。かなりうまくいっているようで、公路沿いにグリーン・ベルトが延々とつながっている。上の画像は、その緑化工事が行われていない(井戸がうまく掘れなかったか)部分で撮影した。遠くに見えるのは、路上にはみ出した砂をかき集めている工事の人々であり、トラックは砂運搬車である。どこかへ捨てに行くのだろう。この砂漠横断路の建設も維持も大変な努力で行われている。

 なお、旅の次第は、いつも通りにHP本館のほうに、パートナーのみやが書く準備を進めている。私は断片的、つまみ食い的に旅の印象を書いた。これで終わりかもしれないし、まだ書くかもしれない。すべて気の向くままに。

060622deserthills

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