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2007/09/27

太郎が嫌い

 率直にいって、麻生太郎が首相にならなくてほっとしている。政策がどうのということもある。政治家についての判断ではそれが本筋だろう。しかしそんなことより、この人の言動、表情、振る舞いなどが嫌いだからである。大げさな表情とものの言い方。野太く押しつけがましく聞こえる声。受けを狙ったようなひねったもの言い。歪んだ表情から突然のガハハという高笑い。「キャラが立つ」と若者言葉を使って総裁選挙時に繰り返された自己表現。ペンギンのように上半身を左右に振って歩くさま。それらのすべてに嫌気がさしていた。もしこの人が首相になって、この顔とこのもの言いを毎日見たり聞いたりすることになったらかなわないな、と思った。人をそういう外形的なことで判断してはいけないだろう。しかしこの嫌悪感は、人柄、人格、ものの考え方についての評価に直感的につながるものだ、と思っている。

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2007/09/16

政治家と言葉の力

 安倍首相のスピーチで目立ったのは、「しっかり」の連発、意味もなく語気強くいわれる「・・・において」、そして文末の尻つぼまりの力弱さなどであった。首相として言語表現が拙劣だった。政治家にとって言葉が生命のはずである。欧米の政治では当たり前のことだが、日本の政治家にとってはスピーチというのは、二の次、三の次である。小泉首相にしてはじめて、人々に向かって説得力のある言葉で語りかけることこそ政治家の大事な資質であることが、実例をもって示された。継承した安倍首相は、その点で資質を欠いていた。小泉前首相が、後継者として安倍を育てたとき、それを見抜けなかったのか。あるいは自分のあとに、対照的に言葉の拙劣な人を立て、自分の首相ぶりを引き立てさせたのか。

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2007/09/11

坂口安吾・ファルス・小島信夫

 先日信濃追分の山荘に友人を訪ねたとき(『今年の信濃追分』07/8/24)、追分宿を散策し、最近開店したという古書店に入った。そこで購入した千石英世の著書「小島信夫ーファルスの複層」の中で、「人間に関する限りの全てを永遠に永劫に永久に肯定肯定肯定してやむまい」との坂口安吾の文学宣言ともいうべき言葉を知り、さらにはこの宣言は、むしろ小島信夫によって実現したとの著者の指摘から、再び小島信夫を読むことへの熱意がよみがえってきた。

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2007/09/05

常ならぬ日々

 年とってくると、日々は平穏に過ぎていく。それに慣れてしまう。だからここ1週間、夫婦二人して、東京で、それぞれの展覧会に参加となるとおおごとである。その顛末、私の、にわか独りもん生活、そして誘われてmixiなるものをはじめたことなど、とりとめなく書いておこう。

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