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2009/06/11

Twitterに注目、ネットの有力な媒体になりそう

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 Twitter のことを耳にしたのは、いつのことだったか。日本でも始まったのは1年ほど前。たった1-3行程度のメッセージをネットにアップする。「つぶやき」とか「今何している」とか、「今日の夕食は何」とか。そのときは、くだらないと思った。その程度のブログがはびこっていて、そのことをつぶやきたいほどの心境だった。その後アメリカで意外な展開を遂げていることを知った。ネット上の媒体として急成長している。書いたり読んだりしている人が、この一年で十数倍も増えたという。とうとう雑誌「TIME」が特集記事を組む(09/6/15号)ほど社会的インパクトのある存在となったらしい。その記事のタイトルは「Twitterが生活を変える("How Twitter will change the way we live")」である。私も二月ほど前から、英語と日本語でtwitterしてみて、そのコミュニケーション媒体としての力を感じ始めているところだ。

140文字の短文でつぶやく Twitterについてのもろもろはあらためて書かない。上記のwikipediaとか、使い方の解説(ここ)などを参照していただきたい。Twitterのホームページで登録すると、各自のホームページを与えられる。そのトップにある「いまなにしている?」という問いかけに、すぐ下の枠内に140文字で何かを書く。それは世界中に配信されるが、それに注目して読んでくれるのは、フォローしてくれる人(twitter上のお友達)だけである。すでにtwitterの世界に住んでいる人に連絡するか、検索で見つけるか、知人同士で加入すれば、小さな連絡網ができ、いつでも「今なにしている」のやりとりができる。これはメールよりお手軽である。メーリングリストの代用になる(ただし配布先を限定できない)。そんな使い方が当初の構想だったのだろうか。それとも、人知れずつぶやきたいという気持ちを察してのことだったのか。

有名人が使い始めた やがて有名人(政治家とかセレブとか)が使い始めた。それが知られ、わんさと読者(フォロワー)がつくようになった。超有名人が何百万もの読者を得て、身辺雑記を随時書く。今ではオバマも、マケインも、サラ・ペイリンもtwitterしている。登録読者は誰でもレスをつけることができ、”@ユーザー名”で書いたコメントがあふれていて、元のtwitter文にたどり着けないほどだ。twitterの画面では、本人の書いたものも、@マークでのコメントも区別なしに、新しく書かれた順に表示される。

もっとも生の情報源として注目される しかしtwitterの利用レベルは、これにとどまらなかった。さまざまの生情報の即時の発信源として活用されるようになった。情報をいっぱい持ち合わせているの個人や企業が、気軽に、断片的に情報を、いわば垂れ流す媒体として使うようになった。私がふと思い立って英語でtwitterに書きはじめたのは、二ヶ月ほど前だった。すぐにフォロワーが現れた。最初の頃iPhoneに関連したことを書いたら、その関係の情報を発信していた個人(あるいは関連企業担当者か)が、怒濤のように情報を送ってくるようになった。一日に数十ということもあった。オーストリアへ旅をしていたころは、そのことを書いたら、オーストリア在住の旅行愛好者がフォローしてきた。ほかにも2,3人。私のtwitterのホームはその人たちの書き込みであふれるようになった。自分のtwitterのホーム上には、自分の書き込みとフォローしている人との書き込みが時間順に区別なく表示される。自分自身の書き込みはほとんど埋もれてしまう(上掲の画像はiPhone上の私のホーム画面、スクロールして自分の書いたものが含まれる画面にした)。

検索機能と#付きによる交信グループの成立 わりと最近のことだが、twitterに検索窓がついた。そこに興味のあるキーワードを入力すると、それに関して書いている人が見つかる。それを頼りに読みに行き、フォローしたいと登録すると、相手が書いたものが送られてくるようになる。漠然としたキーワードでの単なる検索だけでは茫漠としている。あるテーマについて会議室のようなものをtwitter上に作ろうよというユーザーが自主的に編み出した方法がある。それは#マークを頭につけたキーワードを本文に入れるという方法だ。#つきで検索すると、そのキーワードのtwitter会議室を読んだり、参加したりできる。参加するためには、書き込みのどこかに「#キーワード」を入れて、書けばいい。

#1Q84 たとえば今、村上春樹の新著が話題になっっていて、読んだ人が思い思いに感想を書いている。「#1Q84」で検索して読みに行くと、みるみるうちに書き込みが増えていく。仮想会議室で、何千、何万もの人が発言している。中国語の書き込みも多い。日本語で読んで、それを中国語圏の人に発信しているのだろう。この「#キーワード」は、「お気に入り」とか、「検索アイテム」とか呼ばれる欄に登録しておくと、ワンタッチで読みに行ける。これはグーグルで検索したものより、はるかにリアルタイムであり、短文ゆえの凝縮されたメッセージ性がある。こういうところはtwitterならではの得意分野だ。ある意味twitterはグーグルを超えたとも言えよう。

会議の場での意見交換に 先に雑誌TIMEの記事を紹介したが、その中で、あるコンファレンスのことを実例としてあげている。会議の最後に、この会議の感想として参加者にtwitterで書き込んでくださいと、主催者が促した。今では参加者はみなパソコンか携帯端末を持っている。そこに上に書いたように#付きで、すなわち「#会議略称」を含んだ短い感想・意見を書く。それがスクリーンに次々に投影され、それがまた新たな書き込みを誘う。twitterが会議の場で口頭での討論の代わりになったのだ。さらには会場外の人も参加した。こうして会議がもりあがり、いい締めくくりとなったという。それだけではなく、議論は同じキーワードのもと、今でも続いているそうだ。そんな使い方もできるという一例である。このTIMEの記事は、早速twitter圏の反響を呼び、この記事に対する感想は "#timetwitter"として今も続いている。私も書き込んでみたりした。

日本でのtwitterは? 日本でのtwitterはまだまだだ。私は英語ではユーザー名 masaqua として一つのtwitterホームページを持ち、別にユーザー名 aquamasa として日本語でtwitterしている。英語ではすぐに反応があったが、日本語のほうが頻度高く(一日に数通)書いているが、フォローしてくれる人は未だに現れない。独りごとのつぶやきに終始している。しかしフォローしている人はいる。iPhone事情やそのアプリを精力的に紹介している人、「切込隊長」としてブログ界で知られているある投資会社社長のtwitter(ユーザー名:kirik)などをフォローしている。情報がたくさんあって、有用だし、おもしろい。

リンクをポインターとして使う 140文字とはいえ、そこに短く凝縮した意見が書ける。英語も、日本語も同じ140文字だ。文字数の制限からすると日本語でのほうが倍程度書ける(たとえば「文」は日本語では1文字、英語では"sentence"で8文字+スペース1文字となる)。本文の中にリンクを書ける。リンクのURLはtwitterらしく、短く暗号化してくれる。最近の書き込みを見ると、自分の書いたもの(ホームページやブログ)へのリンクを書いている場合が結構ある。140文字の制限を突破する方法の一つだろう。ほかに読んで感心した記事とかをリンク付きで紹介したりもしている。初期のブログを思い出させる。もはや単なるつぶやきを超えた情報媒体となっている一例だ。間接的だが、画像もアップできる。どこかの無料画像サイトに掲載して、それへのリンクを書けばいい。それを自動的にやってくれるソフトも出回っている。

iPhoneでtwitter Twitterは、仕組み(プラットフォーム)を公開しているので、関連するアプリケーションをユーザーが開発し提供できる。iPhoneのアプリほど多彩ではないが、いろいろとあるようで多様な利用法を可能にしている。ユーザー開発のアプリのおかげで、携帯電話でも、iPhoneでも読んだり書いたりできる。そちらを使うほうがtwitterらしいと感じている。私は目覚めるとiPhoneを起動してtwitterを読み、時には書いたりもする。外出先でもそれができる。iPhoneでは一つのアプリで英語と日本語と二つのアカウント(ユーザー名)を使い分けることができる。パソコンではどうするのか分からず、二種のブラウザーをそれぞれ専用にして、使い分けている。

 私のtwitterを見ていただくには、パソコンから以下のtwitterホームへおいでいただきたい。
(日本語)http://twitter.com/aquamasa
(英語)http://twitter.com/masaqua

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